人材業界探偵社

人材会社の採用戦略担当から見たHR業界の不思議な世界

欲しい人を(無駄な)コストゼロで採る方法

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昔どこかで聞いたことあるようなタイトルですが。。

前々回からの続きで、求人広告に頼らない採用を実現していくにはどうすればいいのでしょうか?という話です。

今の世の中、人材採用が厳しい状況にあることは誰でも知ってます。新卒、中途、バイト、派遣、全領域で難易度は増しており、コストも右肩上がりです。

正直なところ、いくらでもお金が余ってるなら別に求人広告の一番高いやつに年中ベタで張っとけばいいと思います。採用できるでしょう、たぶん。

ただほとんどの会社は許される範囲の費用で最大限の効果を求めて採用活動をしているわけです。すると今までの手法では立ち行かなくなるのが明白です。

じゃあどうするか?欲しい人を(無駄な)コストゼロで採る方法を考えてみましょう。

まず前提を

私は人事担当ではないです。よって人事の実務をやってるわけではありません。

会社は派遣、アウトソーシング事業を多拠点展開しています。

私の任務はアルバイトスタッフ、派遣スタッフ、中途採用などの効率的な採用スキームを作り、仕組みの中で質とコストのバランスを担保しつつ、人を増やし、拠点を増やし、事業をスケールさせるべく、採用面の戦略を作って実行していくことです。この事業で採用は仕入れの側面があり、肝の部分を担ってるわけです。だからまず考えるべきことは、

・効果的な求人媒体への出稿

・求人広告依存型からの脱却

・求人広告以外の採用チャネルの構築

・簡単に離職させないリテンション施策

・人為的怠慢によるムダ、モレをなくす

・すべて一元管理によるリアルタイムでの進捗把握

・システム導入による業務負荷の軽減、簡素化

すべてをドラスティックに改革もできないので、現実的に可能そうなとこから手をつけていきます。

業種は違っても当てはまるところはおそらくあると思います。

まず採用の自社webサイトかランディングページを作ろう

求人広告と違って自社サイトやランディングページ(LP)は掲載費用がかかりません。一度作ったら自社のものとして運用できます。表現の制限もないでしょう。

さらに応募してくる人ってどっちみち会社のHPは見るんです。逆に見ない人なんか採用しなくていいです。だったら初めからそこを整備して流入かけたほうが合理的です。

一般的には求人広告と違って動機付けもきっちりできるのでミスマッチが減少する、というような話です。

最近はわざわざ数百万円もかけて作らずともASPでいろんな会社のいろんなサービスがあるので自社に合ったものを選んだらどうでしょう。採用管理システムも同時に付いてるパターンも多いし、無料で作れるものもあります。

原稿内容はメリット7割、デメリット3割くらいの表現にします。

これができたら次はどうやって見つけてもらうか、の話になります。

SEO、リスティング、ターゲティング広告、indeed

私はここの領域は専門ではないので思い切ってプロに任せましょう。 

 

www.mvrck.co.jp

求職者に自社採用サイト、LPを見つけてもらい、応募につなげていくことができれば、もう求人広告なんか出さなくていいですよね。

ここら辺までは時代とともにツールが変わったとはいえ、私も10年ほど前にジョブエンジンってやつの営業をしていたのでこの内容をお客さんに話してました。

今思うと当時としては画期的ですね。

ここから先、どうする?

ここまでが基本としたら、応用でより効率や質の追求ができるかと。

今までの求人広告システムは欠員発生時に掲載を行い、平常時は何もしない、という流れでしたが、そんな運やらタイミングなど不確定要素に左右されることなく自社への転職に興味があるタレントを常時プールしておきましょう、という考え方を実行します。そのプールしている人たちと常にコンタクトしておき、いざというときはその中から採用に取り掛かります。これ、使いましょう。 

 

talentcloud.jp

さらにこのプール、どんどんタレントに泳いでもらうためにこれ使いましょう。

en-gage.net

注目すべきは無料でエンジャパンの会員にスカウトが打てるってことです。

これに併せてかどうか、エン転職もリニューアルし、それこそエンゲージメントが高まる施策が取られます。これはやらない理由がないです。

ぶっちゃけ自社で採用しなくても紹介でも何でもできますからね。

さらにうちの会社ではいろんな職種で社内公募を実施しています。今風にリファラルと言ってしまえば少し違いますが、まあいいでしょう。派遣社員やフリーターから社員を目指せるのは当然です。直近はニーズやスキルが合致せずとも、この人たちにも時が来るまでプールで泳いでもらいましょう。

残念ながら求人広告も一切停止って訳にもいきませんから、そこから応募してきた人も長いタームで考えねばならない人はプールに入っていただきましょう。 

ここまで整理してみます。

 

自社サイト、LPを作り、見つけてもらう環境を作ります。

それだけでなく自社で人材をプールできるシステムを作り、求人広告、スカウト、社内公募、リファラルなどでどんどんプールを大きくしていきます。

これに加えてSNSなどで自社ブランディング、発信を行っていきます。

要するに今まで求人広告に使っていたお金をマーケティングに向かわせます

ここまでで異論、反論、もっといいのがありまっせ、などあれば教えていただければと思います。

次はリテンション、いかに辞めさせず、長く働いてもらう環境を整えるか、

せっかくの応募をムダにせず採用まで結びつけていくか、

そんなところを考えましょう。