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派遣・請負会社の採用戦略担当から見た人材業界の世界

リファラル採用っていったい何?

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今さら聞けないリファラル採用って何?

最近リファラル採用という言葉をよく聞きますが、どういう意味でしょうか?

 

 

リファラル採用」とは

リファラル(referral)」とは英語では紹介・推薦という意味で、リファラル採用は人材募集の際、社員を通して知人・友人の紹介・推薦を受け、採用選考を行う手法の事です。

求人媒体を利用しての人材募集や、人材派遣会社を通しての人材紹介による募集等、従来の採用方法と比べ、社員の人脈を活用して人選するリファラル採用は、大幅にコストが抑えられ、質の高い人材を確保できるという採用方法として注目されています。

 

ということらしいです。

まあざっくり言うと手法的には古典的な紹介です。

うちの会社でもリファラル採用制度は作りましたが、私が知る限り過去すべて振り返っても7名入社で2名退社くらいのもんです。

私の美人アシスタントはリファラルで入社してますが、そのとき、約1年前は制度がなかったのでインセンティブの20万円はもらいそびれてしまいました。悲しい。。。

 

どんなメリットがあるの? 

一般的には

・採用コストを下げることができる

・エンゲージメントが高い

・定着率が高い

・入社後のパフォーマンスが高い

潜在的な転職希望者と会える

というようなことが言われていますが、

私が考える最も大きなポイントは

・優秀な社員の知り合いは優秀である、という相関関係

・社員総リクルーターという体制構築

この2点だと考えています。

今は採用難と言われて久しいですが、毎年転職するのは働いてる人のせいぜい5%程度です。

優秀な人は転職しない95%のほうにいるので、優秀な社員のネットワークを使ってそういう潜在層にリーチしていくほうが理にかなっています。

入社したらインセンティブを出す制度を構築して社員全員が当事者意識を持って自社の採用のために尽力する体制をつくることも採用難の時代を乗り切るためには重要でしょう。

リファラルは当然就業中であるケースが大半なので、タレントプールなどを組み合わせて情報発信や動向をつかんでおきながら、タイミングを見て口説きにかかる、という合わせ技も大切になってきます。

うちの会社に置き換えてみたらどうなの?

リファラル制度を作ったのは私です。

入社して3ヶ月経過したら20万円出します。

SNSで告知したらAmazonギフト券1,000円出します。

という大盤振る舞いな感じですが、

正直なところ、これでわんさか入社希望者が現れるとはまったく思っていませんでしたし、実際3名入社したくらいです。

私はかつて紹介連鎖をリードとする外資系の保険営業をやっていたので、紹介に関するメカニズムは普通の人よりは詳しいです。

紹介は誰からも一律に出てくるものではないのです。

ある一定のキーマンから何件も出てくる、というのが通常パターンです。だからリファラルでも満遍なく紹介者が出てくるはずがないです。

そして前提となっている、優秀な社員の知り合いは優秀である、という理論がうちの会社の人たちには合致しません。世間的に見て特段優秀ではないからです。

学歴、職歴、人脈すべて不十分、なので現状ではきついことはわかりきっています。

そして言い忘れていましたが、さらに重要な要素は

知り合いに紹介したいと思える会社かどうか

 

これについてはなんともい言えないのでクチコミサイトでも見てください。

リファラル採用の制度に何を期待したのか?

うちの会社は採用弱者だと認識しています。

とくに知名度もない、給与もめっさ高いわけではない、社員もキレ者はいない、

メディア露出もない、HPもいけてない、まともにSNSを使ってるような人もいない、

入社リソースも求人媒体メインです。

そんな状況でリファラル採用制度だけは作り、実際に入社してくるという実効性を期待しなかったのであれば、一体何を期待しているのか?

 

・この制度があるからこそ独自のネットワーク、人脈を築いたり、普段関わらないような人と接点をもって刺激を受けて成長する。

・いい人材を採用するという当事者意識をもって積極的に事業に参画する

どちらかと言えばこういう副産物です。

現状できてないなら今からやるしかないですよね。

上記のような視点を持ってるかどうかは先々大きな差になると思います。

しかし、残念ながら本当に何の変化も見られないので、リファラル採用に特化したツールを入れてしまうのもありか、と思ったりもしています。

 

 

 

 結論はリファラル採用はすべての採用課題を解決するものではないと思います。

私が期待しているのは今のところは採用成果という実効ではなく

社員の意識の底上げ、成長のほうなのかもしれません。